※はじめに:この記事は、新型コロナウイルスや創作設定を軽んじる意図で書かれたものではないことをご了承のうえお読みください。また、罹患が疑われる際は速やかに医療機関へご相談ください。症状には個人差があり、この記事上で語られる内容はあくまで書き手の体験談であることをご了承ください。
こんにちは、三日前までコロナ×熱中症で瀕死だった者です。
このコラボユニットは本当にたいそう危険なので、日頃から健康な体を大切になさってください。
誕生日ブログの後編とかコミケの熱気とか色々書き留めておきたいことはありますが、這う這うの体で社会復帰した私が今できることは「真夏のコロナはやべぇ」という体験談を出来立てアツアツのうちにお届けすることと思いました。
それも、できるだけコミカルにお伝えしたいのです。
なぜか。
心の底からつらかったからです。
39℃の熱が4,5日続いたようで少々記憶が曖昧です。
こんな思いをもう誰にもさせたくありません。
だから注意喚起はしたいです。
でも、罹るときは罹っちゃうとも思います。
国としての扱いは変わりましたが、コロナがなくなったわけじゃないので。
私は闘病中、高熱と孤独感による虚ろな意識の中で「いまオメガバースを疑似体験しているんだ」と強く思い込むことにより心折れずにギリギリ耐えられました。
正気ではいられなかったのです。つらすぎて。
なので、『万が一 罹患してしまっても、気持ちの余裕だけはなくさないでほしい』という願いを込めて記事タイトルと致しました。
といっても、「コロナはさすがにわかるけど、オメガバースって何よ」という方も多かろうと思います。
実は私もごく最近詳しい設定を知りました。
というか臥せったときに、友人に症状を話した際「なんかオメガバースみたいになるんだね」と言われて初めて意識しました。
この記事では、病床で書き手がオメガバース関連の創作物を80作ほど読んで自分なりに理解した内容を嚙み砕いてお伝えいたします。
知ってらぁ!という方はお手数ですがもうちょっと先まで読み飛ばしてください。
↑参考までに、ウィキペディアの記事はこちらです。
①オメガバースの世界では、身体的特徴である男女のほかに第二の性(アルファ、ベータ、オメガ)がある
⇒男(アルファ、ベータ、オメガ)+女(アルファ、ベータ、オメガ)の計6性が存在することになります。しし座でA型、おとめ座でO型…みたいな感じでしょうか。違うと思います。
②アルファとオメガは希少性で、当人同士の意思と関係なく遺伝子的な相性から強く惹かれあう性質がある
⇒元の性別に関係なく、アルファはオメガに対して強い繁殖能力を発揮します。あまり詳しく述べると記事の軸がブレるのでここでは省きます。
③遺伝子上相性のいい相手が近くにいると、(特にオメガ側の)体調に異変が起きる
⇒前置きが長くなりました。この③で起きる異変こそが、私のコロナの症状に酷似していたのです。
ここからは、図解を交えて症状を紹介していきます。
頑張って色気のある絵を描きたかったのですが、表現力の至らなさからこんな図になってしまいました。すみません。
まずコロナに罹って数日間、信じがたい寒気に襲われ続けました。
部屋の気温が30℃を超えていてもとにかく寒くて寒くて、あらゆる布地を身体に巻き付け巨大クロワッサンと化していました。
オメガバースの世界では、オメガがアルファの持ち物をベッドに持ち込み『巣』を作ります。そういう習性があるのです。そういうものなんです。
そして、たいていの場合運命のアルファに助けて(大意)貰えます。
コロナ患者の世界にも、運命の相手がいる人はいます。
が、私のような単身者はいくら巣を作ってもクロワッサンがでかくなるだけです。
素直に病院へ行きましょう。
正直、寒気と発熱に気力を奪われすぎてどうにかなりそうでした。
発作が訪れたオメガのキャラクターもまあまあな高確率でどうにかなりそうだと独白しています。
なるほど、これが……と妙な実感を得ながら震えて眠りました。
あと高熱と部屋の高温のせいで、漫画みたいな量の汗をかきました。
緊急時に備えて経口補水液を用意しておくといいかもしれません。
ポケモンスリープの録音データにも、「はぁ…はぁ…どうして…」という漫画のようなうわ言が残っていました。
妙に恥ずかしくなってそこから一週間ほどポケモンスリープを起動していません。
また、環境によって違うでしょうが やはり数日間は社会から隔離処理を受けます。
むっちゃくちゃさみしかったです。
さみしいというか、弱りからくる心細さだったかもしれません。
が、SNSで人と交流できるほどの元気もなかったのでただただ寝て(オメガバースの漫画を読んで)いました。
運命の相手がいる皆さんは、どうかそのご縁を大切にしてください。
一朝一夕で得られるものではないのですから…。
ちなみに、私の隔離は一週間弱で今日から職場に復帰しています。
復帰後の初仕事は、『目玉の飛び出すサングラスとアフロのカツラをかぶって会社YouTube用の陽気なサムネイル写真を撮る』でした。容赦がない。
自分にも運命のアルファがいれば写真撮影から守ってくれたかもしれないのに…
という寝言はさておき、
今回の私に限って言えば症状は「高温の部屋で高熱が4,5日続く」がメインでその他の症状は大したことありませんでしたが、まったくと言っていいほどダメージが抜けきっていません。
臥せっていた一週間のうち、まともに食事を摂ったのは数回ですし 解熱後も倦怠感がまだまだ酷いです。
たかだか20分程度の買い出しで、その後3時間休憩が必要になったりもしました。
あと声がASMR動画みたくソフトになったまま戻りません。
汗をかいた+食べていないのに体重は据え置きですし、急な受診で給料日前に財布へのダメージも多大でした。
何にせよ、罹らないに越したことはありません。
失ったものが多すぎます。
ただし、何も得なかったとは思っていません。
オメガバースにめっちゃ詳しくなりました。
今までは「は~ん そういう設定があるのね」くらいの認識でしたが、いっそ当事者意識に近い感覚で読むことができます。
まさかこんな副産物が。これが「風が吹けば桶屋が儲かる」というやつですか。違いますね。
最後に、私が得た知見をまとめて結びたいと思います。
・エアコンのある家に住もう
・経口補水液を常備しよう
・四の五の言わずに病院へ行こう
・運命の相手は大切にしよう
・きちんと作品にお金と敬意を払って、次回作を待とう
全快したらレビューたくさん書く予定です。
お読みくださりありがとうございました。