ペットロスとダンス

こんにちは。

去る3月5日、8年連れ添ったペットのチンチラが旅立ちました。

 

正直まだ茫然自失から抜けきれてはいないのですが、いつまでも立ち止まっているとチンチラにも心配かけそうなので 自分自身に発破をかけるべく今回のことを書き留めておこうと思います。前に進むぞ!

 

※敢えてライトな表現を心掛けておりますことをご了承ください。

 

 

在りし日のチンチラ

 

まず前提として、自称するのもなんですが飼い主である私は普段とても陽気です。

「ほがらかサイコ」という二つ名を付けていただいたこともあるほどです。

 

しかしながら私が陽気になれたのは、間違いなくペットのおかげでした。

話が逸れますので詳細は省きますけれども、8年前の私は身内の死や刑事事件への巻き込まれなどが立て続けに起きて 超絶病んでおりました。

一番ヤバかったときは時折死の輪郭が見えていたくらいです。

 

とにかく癒しが欲しくて、藁にも縋る思いでふらっと立ち寄ったペットショップに彼はいました。

軽く予算オーバーでしたがそんなことはどうでもよくなるほど惹かれ、先数か月のモヤシ飯と引き換えに癒しの生活を手に入れたのです。

 

どれだけ外で疲れても、苦い思いをしてきても、家には常に彼がいました。

いうてそんなにスキンシップの激しい関係ではありませんでしたが、手ずからご飯を食べてくれたり 満更でもなさそうに撫でられてくれたりする存在に少しずつ心が明るくなるのを感じていました。

一人暮らしだったのもあり、気持ちの落ちた日にも「私が折れたらチンチラの暮らしがヤバなる!それはいかん」と奮い立たせてもらったものです。

 

アンガーマネジメントの悲しみバージョンというのか、とにかく後ろ向きな感情をどう受け止めて昇華するか、私は彼に教えてもらったと大袈裟じゃなく本気で思っています。

 

私が家で落ち込んでいるとチンチラも遠慮がちに様子を窺って大人しくしているので、いつしか私は元気がないときほど部屋で踊るようになりました。

いや別に全然上手くないんですけども、私がヘンテコダンスをしているとチンチラも派手に回し車で伴走してくれたので、とにかく楽しい動きを心掛けました。

時折こぼしてしまっていた愚痴もスタンダップコメディ調に変えて話すようになり、どれだけ嫌なことがあってもその出来事から「おもしろいところ」を見出そうと意識し始めたことでだんだん愚痴そのものを言わなくなりました。

 

私の普段の振る舞いがそうやって徐々に前向きになると、関わる人々もポジティブで活動的な方が増えました。

ありがたいことに、私自身を「明るい人」「楽しい人」と見做してくれる方も増えました。

あのとき彼と暮らすことを選ばなければ、こんな今はなかったでしょう。

 

そんな中、昨年末からチンチラは体調を崩しがちになりました。

よだれが出たり、食欲を失ったり、鼻水が続いたり……そのたびに病院へ連れて行きましたがはっきりとした原因はわかりませんでした(病院の方はたいへんよくして下さいました)。

 

私がズボラなせいも大いにあり、至らない点も多々あったことと思います。

 

少しの回復と不調を繰り返し、最後に病院へ連れて行ったのは2月末。

その数日後、彼は全く食事を摂らなくなりました。

 

私が帰宅する時間、彼はケージの一番玄関に近いところでいつも立っているのですが、その日はその場所でうつ伏せに倒れ込んでいました。

慌てて抱き上げると、珍しく抵抗しませんでした(今までは割とじたばたしていました)。

 

一旦ケージから出してみたところ、少しばかり歩いてみせたのですが後ろ脚が思うように動かせなくなっていたようで、すぐに抱え上げてその後は3時間ほどずっとあやしていました。

 

近隣で夜間診察を受け付けてくださる病院にエスニックアニマルを扱ってらっしゃるところが見つからず、どうにか朝まで保ってくれればと願いながら撫でたり宥めすかしたりしていました。

けれど、私がここで涙しては彼自身が不安になると思い頑なに明るく努めました(迷惑だったかもしれません、ごめん~~~)。

 

チンチラも私の声掛けに小さな鳴き声で応え続けてくれ、今までにないくらい甘えてくれました。もうだいぶ泣きそうでしたが超絶下唇を噛んで耐えました。

彼の動きはだんだんと鈍くなり、私も口数を減らして静かな時間が訪れました。

最期に何度かしゃっくりをしたあと、彼は「きゅう」と鳴いて逝きました。

 

彼の身体から力が抜けた瞬間、私は涙するより先に心臓のあたりが無茶苦茶な鈍痛に襲われて声も出なくなりました。

立て続けになぜか勢いよく鼻血が出ました。マジでなんでだよ。血圧上がってたのかもしれません。

 

朝までとても永く感じました。

でも明けてみたら、ティッシュ一箱分の水が顔中の穴から放出されて目が「3」になっていました。

ドラえもん』ののび太くんは毎晩大号泣している可能性が浮かびましたがそれはまた別の機会に検討するとして、よっぽど有休を取るべきか悩みつつ結局普段通り出社しました。

会社の皆さんには訳を話し、花粉症の最終形態のような佇まいで一日仕事しました。

私はラジオ局で毎日生放送を担当しているのですが、あまりに鼻声だったので番組冒頭で簡単に理由を話して進行はいつも通りやりました。なんでこの日に限って大喜利のコーナーがあったんだ。いいけど。

いろんな人が励ましてくれました。私は顔中大洪水のまま休憩室で踊っていました(異様な光景なのに周りは見慣れているので「あーね」みたいな感じでした。それが一番怖い)。

 

その夜、チンチラの生前よく遊んでくれた友だちに訃報を伝えると「うちで夕飯食べないか」と気遣ってくれ、お言葉に甘えることにしました。一人で家にいると永久にティッシュをガビガビにし続けそうだったからです。

 

友だちの家では過去も今も多くのペットを飼っていて、ご一家で私の話を聴いてくれ、そして皆さんのペットロス体験も聴かせていただきました。

そうしているうち次第に、大荒れの情緒が穏やかになっていくのを感じました。

 

この夜改めてチンチラの遺体にしっかりお礼を伝え、初めて死を事実として受け入れられた気がします。

ティッシュ側がストライキを起こしそうなほどの涙や鼻水は鳴りを潜めました。

 

相変わらず夜は静かで長く感じます。

この記事を書いている今もじわじわと視界は滲み続けています。

後悔することは多々あり、この先も尽きることはないでしょう。

けれども私がいつまでも引き摺っては、彼を心配させ続けてしまいます。

この記事をもって、一つの区切りと決めました。

 

この悲しみも含めて、私一人ではとても得られなかった想いをたくさん教えていただきました。

本当にありがとう。少しずつ今日からまた明るく楽しい人を目指して頑張ります。

そしていつか、チンチラ異世界転生ギャグマンガとか描けたらいいなと思います。

 

顔中のバルブが壊れたまま描いた絵です

 

お読みいただきありがとうございました!

少年よ、ゲップの練習をするな

こんにちは、お久しぶりです。

いつもながら変なタイトルですみません。

 

もし子ども時代の自分に会いに行けるなら、あなたは何と声をかけますか?

色々言っておきたいことはありますが、私だったら真っ先に「ゲップの練習すな!」と伝えたいです。

 

小学校低学年当時、今よりもっと地声が高かった私は ある日ゲップの可能性に気付きました。

「めっちゃ低くておもろい声出る…」

 

もちろんゲップは声ではなく現象に近いものなので、自在に操ることなどできません。

タイミングも高さも長さでさえも予測不能な不思議現象、それがゲップです。

 

しかし鼻たれキッズだった私は、畏れ多くもこの不思議現象を我が物にしたいと考えてしまいました。愚かしいことです。

「この地鳴りみたいな声を身に着けたら、ハードボイルド俳優みたいになれるかもしれない!」

なれるわけないだろ。

 

悔やむべくは、この時点で誰か大人に相談しておけばよかったということ。

絶対止めてくれたはずです。でも、しなかった。

私はゲップを闇の魔術的なものと思っていたので、来る日も子ども部屋で闇練習に励む日々を送りました。

 

で、ある程度ゲップを自由に出せるようになりました。

だからといってメリットは何もありませんが、本当に練習したの?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょうし私が発見したゲップの出し方をここに記します。

 

①あくびの要領で半端に口を開ける

②半端口(はんぱこう)の空気を上あごと喉の力で、「首の付け根(イメージです)」くらいまで押し込む

③身体がびっくりしてゲップを出す

④テッテレー 大成功

 

百歩譲ってこれだけなら小学生のかわいい自由研究で済みますが、これに味を占めた私はあろうことか「連射」に挑んでしまったのです。

果たして自分は何連発いけるのか、己の限界を知りたいと心から願い、そして挑戦の日々が始まりました。

多少手遅れでも、ここで大人に相談しておけばよかった。

必ずや止めてくれたことでしょう。でも、やっぱりしなかった。

闇の魔術師への道を粛々と歩んでしまったのです。

 

半年間の鍛錬を経て、私はついに「ゲップ30連射」のアビリティをゲットしました。

その達成感たるや、流行りのシール帳をぷっくりシール・タイルシール・キラキラシールで埋めたときくらい凄かったです。

 

しかし先述した通り、連射ゲップはほとんど闇の魔術です。

闇の魔術がなぜ禁忌とされているかご存じでしょうか。

 

そうです、代償が甚大なのです。

 

私の身体は、ゲップの依り代と化してしまいました。

生理的なゲップが一度出ようものなら、もう止まりません。

しゃっくりみたいなものです。

 

ヒック↑ゲー↓ ヒック↑ゲー↓

 

だいたい2,3分はシャトルランのように鳴り続けます。

たまにビブラートもかかります。響かせたくないのに。

 

もうやめてくれ、こんなこと望んじゃいない!

大人に近付くにつれ、悔恨の念は強くなります。

それでも確実に呪いは刻まれているのです。

 

もし画面の前のあなたといつか私がどこかで出会うとして、会話の途中あるいは食事中に私が「あ、ちょっとすみません」と数分席を立つことがあるかもしれません。

そのとききっと私は、この身の宿命と闘っていることでしょう。

 

今朝ほど、出勤前に立ち寄ったコンビニで少年が母親に「オレ、すげえゲップ出せる!」と告げている現場に出くわしました。

「ばかたれ」と一蹴されていました。

いいお母さんだなと心から思いました。

 

今は炭酸水を飲みながらこの記事を書いています。

 

少年よ、ゲップの練習はやめとけ。

━━─会社でポッキーをシェアハピする月━━─

こんにちは、ウィ・ダーウィン・ゼ・リー(ウィリー)です。

 

 突然ですが、

業務用

ポッキーめっちゃ買いました。

 

11月11日といえばポッキー&プリッツの日であります。

私には『食べ物を配ることに生き甲斐を感じる』という特殊な癖(ヘキ)があり、

常日頃から職場にカロリーをお見舞いしています。くらえ!

 

今年の11日は土曜なので当日お見舞いを諦め、早めにネットで注文することに。

 

業務用ってやつを買ってみたかった

 

ふ~む28袋入りで2,500円……

配りまわるとして、そのうち自分で食べられるのはせいぜい5袋……

 

 

いいじゃん

 

いいです。

食べるより配ることが目的なので。

プリッツと迷いましたが、職場の皆さんがキーボード打ちながらつまむことを想定すると「持つところ」がはっきりしているポッキーの方がいいかなと。

 

そして先週末、まんまと28袋のポッキーを手に入れました。

ヒーッヒッヒッヒ。

職場の皆さんは私の恐ろしい計画など夢にも思わず楽しく三連休を過ごしたことでしょう。

私は『業務用サイズ』に浸るため、ポッキーを助手席に乗せて(箱が大きいのでシートベルトができる)ドライブしたりしました。

 

そして今日、さっそく配りました。

 

袋にもちゃんとShare happiness!の文字が

 

ちゃんと踊りながら渡して回ります。作法ですから。

もちろん、こういう機会にシェアハピをお見舞いしても不思議に思われないよう日頃から職場のお菓子ボックスを賑わすことも怠りませんでした。

 

 

━━─職場の声━━─

 

「箱がでかい」

「久々に食べる」

「やったぁ」

「これどこに売ってるの?」

「昔メンズポッキーってあったよね」

「スナックで出るやつだ」

「うまい!うまい!」

松田聖子が雪に刺して食べてるCMを思い出す」

「絶対にそんなダンスじゃなかった」

 

 

完全に油断してポッキーを頬張る職場の人たちを眺めながら、

おろかな……お見舞いされたとも知らず………

とほくそ笑んでいます。ポキポキ……

 

来年はお土産屋さんで売ってるデッカいやつを配ろうかな。

 

小忙しい日々駆け抜けろ

こんにちは、毎日どこかが筋肉痛のウィ・ダーウィン・ゼ・リーです。

 

大忙しだ!ってほど激烈ではまったくないんですが、ちっちゃいタスクを程ほどに何とかして気付いたら一週間が終わっている……的な日々を過ごしております。

やることないよりは全然ましです、しかしながらちょっとした疲れが蓄積したのか先週あたり超~~~調子悪かったです。

体調っていうか、ふつうに調子が悪かったです。

凡ミスを連発したり、タイミングを逃したり。

な~んかダメな週でした。まあたまにね、誰しもあると思います。

 

そんでもって多分それなりに疲れが溜まっているのか、なんかいつもより独り言が漏れます。

その独り言の種類というかジャンルが普段と違うんです。

「あ~どっこいしょぉ」とか「ねむ~い」とかじゃなくてですね、

「打算的な聖徳太子ってな~んだ。『損得太子』~!」みたいな。

だから何、と言われたら答えに窮するようなしょうもないことばっかり言ってます。

 

これには一応理由があります。

疲れているときってついつい愚痴っぽくなりがちだったので、何年か前から発言を矯正し始めたんです。

「疲れた~最悪~」を口に出すと、耳でも「疲れた~最悪~」をしっかり認知してしまって倍疲れる感じが嫌になったといいますか。

でも気分的に、超明るいことは言えないし思いつかない。

そこで、困憊のときはしょうもないことだけを考えるようにしてみました。

「パンはパンでも食べられないパンはご~はん」

「自覚ある郷ひろみ『あ~ち~ち~あ~ち~ 燃えてるんで~どうか~』」

「着水時の鴨(ポーズものまね)」

こういうのばっかり淡々と。

んで、理性が弱ってるので愚痴の代わりにこれがぽろっと口から出てしまうわけです。

 

なのでまあ、自分のせいなんですよ。

ただ、今回はもう二週間くらいこの状態が続いているので若干生活に支障が出てます。

絵の練習とか漫画描いたりとかやりたいこと溜まりまくってるのにずっとこんな調子なんで集中できたもんじゃなく、かといって誰かに相談もできません。

「悩みがあってさぁ、最近……単語の発音だけぬるっとしてる人『Cafe(カーフェイ)でCoffee(カーフィイ)飲もう』……あ、ごめん今のは何でもない……」

こんなん、相手を困惑させて終わりです。

 

文字に起こしたら改めて恐ろしくなってきました。

何科に行けば診てもらえるんでしょうかねこういうのは。

二人用のシャツ「倍シャツ」

 

涙汁(るいじゅう)が止まりません。

それでは。

数年ぶりのスターデューバレー~馬小屋に馬が付いてくる~

こんにちは、ウィ・ダーウィン・ゼ・リーです。

コロナの後遺症らしきものを若干感じつつ、なんとか日常に戻っております。

 

さて私は息をするようにゲームを遊ぶ性質があるのですが、

最近 友人であるNさんの影響で久々にスターデューバレー(Switch)を遊んでいます。

 

海外版牧場物語とも呼ばれているこちらの作品は、

都会での激務で身体を壊した主人公が

スターデューバレーという片田舎に祖父が遺した農場を継ぐべく越してくるところから始まります。

※何年か前に一度遊んでいたのですが、釣りが下手すぎて投げておりました。

 

このゲーム、なんといいますか…

個人的にはスルメ系のゲームと思っています。

 

初めは町の人々から割と冷たく対応されて「なんでここまでリアルな田舎の空気感再現したんだろう」と苦い思いをすることが多く心が折れそうになります。

序盤はお金もないのでゴミ捨て場のゴミを漁って売ったり、何かとしょっぱいです。

 

がですね、騙されたと思って1,2時間ほど遊んでいると いつの間にか独自の空気感にハマっています。

リアルな田舎の空気、人々の暮らしがじわじわと心地よくなってくるのです。

なぜこんなに田舎に対する解像度が高いんでしょうか。

 

それでもって、突然こんなことを言うのもなんですが

主人公の足がむちゃくちゃ遅いです。

いやね、私もたいがい足が遅いので文句があるわけじゃあないのですけれども

それにしたって もったり走るんです。

普段遊んでるゲームのキャラクターが超足速いだけかもしれません。

 

そこでNさんに相談したところ、

「自宅の増築や動物小屋を後回しにして とにかく最優先で馬小屋を建てるべし」 

とのアドバイスをいただいたのでせっせと働き 馬小屋を発注しました。

 

そして数日後 無事牧場内に馬小屋が建っていた(建築完了のお知らせとかはしてもらえません、なんでだよ)のですが、

 

もう馬が馬小屋にいました。

           

当然のように佇んでいたので、二度見してしまいました。 

てっきり牧場物語シリーズのように、小屋を建ててから動物屋さんに馬を買いにいくもんだとばかり思っておりました。

 

そしてこの馬ですが、特にスキンシップや餌を必要としません。

なんてドライな関係なんだ。本当にザ・移動手段です。

 

乗り物としてはとても優秀で、体感 主人公の3倍くらい速いのですが

いかんせん 給餌の必要がないあたり申し訳なさが募ります。

逆に車検とか出した方がいいのでしょうか。

 

ところで、先ほども少し申し上げましたが 序盤は住民がかなり塩対応です。

早く打ち解けるために好物を調べて渡したところ

「わあ!こんなにいいものを貰っていいの?!君って最高だよ!!」くらい喜ばれたので、

調子に乗って続けて話しかけたら「ごめん、知らない人とあんま話したくないから…」と気まずい空気になりました。

グイグイ行き過ぎたようです。

情緒のシーソーゲームをしばらく楽しもうと思います。馬上から。

コロナとオメガバース

※はじめに:この記事は、新型コロナウイルスや創作設定を軽んじる意図で書かれたものではないことをご了承のうえお読みください。また、罹患が疑われる際は速やかに医療機関へご相談ください。症状には個人差があり、この記事上で語られる内容はあくまで書き手の体験談であることをご了承ください。

 

 

こんにちは、三日前までコロナ×熱中症で瀕死だった者です。

このコラボユニットは本当にたいそう危険なので、日頃から健康な体を大切になさってください。

誕生日ブログの後編とかコミケの熱気とか色々書き留めておきたいことはありますが、這う這うの体で社会復帰した私が今できることは「真夏のコロナはやべぇ」という体験談を出来立てアツアツのうちにお届けすることと思いました。

 

それも、できるだけコミカルにお伝えしたいのです。

 

なぜか。

心の底からつらかったからです。

39℃の熱が4,5日続いたようで少々記憶が曖昧です。

 

こんな思いをもう誰にもさせたくありません。

だから注意喚起はしたいです。

 

でも、罹るときは罹っちゃうとも思います。

国としての扱いは変わりましたが、コロナがなくなったわけじゃないので。

 

私は闘病中、高熱と孤独感による虚ろな意識の中で「いまオメガバースを疑似体験しているんだ」と強く思い込むことにより心折れずにギリギリ耐えられました。

正気ではいられなかったのです。つらすぎて。

 

なので、『万が一 罹患してしまっても、気持ちの余裕だけはなくさないでほしい』という願いを込めて記事タイトルと致しました。

 

といっても、「コロナはさすがにわかるけど、オメガバースって何よ」という方も多かろうと思います。

実は私もごく最近詳しい設定を知りました。

というか臥せったときに、友人に症状を話した際「なんかオメガバースみたいになるんだね」と言われて初めて意識しました。

 

この記事では、病床で書き手がオメガバース関連の創作物を80作ほど読んで自分なりに理解した内容を嚙み砕いてお伝えいたします。

知ってらぁ!という方はお手数ですがもうちょっと先まで読み飛ばしてください。

オメガバース - Wikipedia

↑参考までに、ウィキペディアの記事はこちらです。

 

オメガバースの世界では、身体的特徴である男女のほかに第二の性(アルファ、ベータ、オメガ)がある

⇒男(アルファ、ベータ、オメガ)+女(アルファ、ベータ、オメガ)の計6性が存在することになります。しし座でA型、おとめ座でO型…みたいな感じでしょうか。違うと思います。

 

②アルファとオメガは希少性で、当人同士の意思と関係なく遺伝子的な相性から強く惹かれあう性質がある

⇒元の性別に関係なく、アルファはオメガに対して強い繁殖能力を発揮します。あまり詳しく述べると記事の軸がブレるのでここでは省きます。

 

③遺伝子上相性のいい相手が近くにいると、(特にオメガ側の)体調に異変が起きる

⇒前置きが長くなりました。この③で起きる異変こそが、私のコロナの症状に酷似していたのです。

 

ここからは、図解を交えて症状を紹介していきます。

 

萌えない絵柄で申し訳ない

 

頑張って色気のある絵を描きたかったのですが、表現力の至らなさからこんな図になってしまいました。すみません。

 

まずコロナに罹って数日間、信じがたい寒気に襲われ続けました

部屋の気温が30℃を超えていてもとにかく寒くて寒くて、あらゆる布地を身体に巻き付け巨大クロワッサンと化していました。

 

オメガバースの世界では、オメガがアルファの持ち物をベッドに持ち込み『巣』を作ります。そういう習性があるのです。そういうものなんです。

そして、たいていの場合運命のアルファに助けて(大意)貰えます。

 

コロナ患者の世界にも、運命の相手がいる人はいます。

が、私のような単身者はいくら巣を作ってもクロワッサンがでかくなるだけです。

素直に病院へ行きましょう。

 

正直、寒気と発熱に気力を奪われすぎてどうにかなりそうでした。

発作が訪れたオメガのキャラクターもまあまあな高確率でどうにかなりそうだと独白しています。

なるほど、これが……と妙な実感を得ながら震えて眠りました。

あと高熱と部屋の高温のせいで、漫画みたいな量の汗をかきました。

緊急時に備えて経口補水液を用意しておくといいかもしれません。

ポケモンスリープの録音データにも、「はぁ…はぁ…どうして…」という漫画のようなうわ言が残っていました。

妙に恥ずかしくなってそこから一週間ほどポケモンスリープを起動していません。

 

また、環境によって違うでしょうが やはり数日間は社会から隔離処理を受けます。

むっちゃくちゃさみしかったです。

さみしいというか、弱りからくる心細さだったかもしれません。

が、SNSで人と交流できるほどの元気もなかったのでただただ寝て(オメガバースの漫画を読んで)いました。

運命の相手がいる皆さんは、どうかそのご縁を大切にしてください。

一朝一夕で得られるものではないのですから…。

 

ちなみに、私の隔離は一週間弱で今日から職場に復帰しています。

復帰後の初仕事は、『目玉の飛び出すサングラスとアフロのカツラをかぶって会社YouTube用の陽気なサムネイル写真を撮る』でした。容赦がない。

 

自分にも運命のアルファがいれば写真撮影から守ってくれたかもしれないのに…

という寝言はさておき、

 

今回の私に限って言えば症状は「高温の部屋で高熱が4,5日続く」がメインでその他の症状は大したことありませんでしたが、まったくと言っていいほどダメージが抜けきっていません。

臥せっていた一週間のうち、まともに食事を摂ったのは数回ですし 解熱後も倦怠感がまだまだ酷いです。

たかだか20分程度の買い出しで、その後3時間休憩が必要になったりもしました。

あと声がASMR動画みたくソフトになったまま戻りません。

汗をかいた+食べていないのに体重は据え置きですし、急な受診で給料日前に財布へのダメージも多大でした。

 

何にせよ、罹らないに越したことはありません。

失ったものが多すぎます。

 

ただし、何も得なかったとは思っていません。

オメガバースにめっちゃ詳しくなりました。 

 

今までは「は~ん そういう設定があるのね」くらいの認識でしたが、いっそ当事者意識に近い感覚で読むことができます。

まさかこんな副産物が。これが「風が吹けば桶屋が儲かる」というやつですか。違いますね。

 

最後に、私が得た知見をまとめて結びたいと思います。

 

・エアコンのある家に住もう

経口補水液を常備しよう

・四の五の言わずに病院へ行こう

・運命の相手は大切にしよう

・きちんと作品にお金と敬意を払って、次回作を待とう

 

全快したらレビューたくさん書く予定です。

お読みくださりありがとうございました。

夏すぎて呆れている

こクんソ暑にちイは。

ウィ・ダー猛ウィン・暑ゼ・リーにも程があるだろです。

 

先日、無事31の誕生日を迎えられました。

なのでその記事を書くぞ~!と意気込んだ途端に連日の猛暑であります。

多少なり暑さが落ち着いたら書きます。もぉ~。

 

とかく今夏は世界的にむっちゃ気温が高く、あらゆる気力を奪われて 呆れています。

私の棲み処には今日日エアコンがありません。

昨晩の室温は37 ℃を超えておりましたため、ペットのチンチラを抱えて実家(エアコンという文明がある)へ緊急避難しました。

 

加えて今日は僕らの街(という呼び名が気に入っている)に初の熱中症警戒アラートが発令されているではありませんか。

僕らの街が灼熱に呑まれる~!!なんで都心より暑いんだよ。

 

もうね、私は悔しい。ただ暑がって苦しむだけの夏なんてごめんです。

映画化しませんか?もう。

 

『酷暑 OF THE MOVIE  ~湿度の妄執~』

汗だくの人々が涼を求めて日陰や屋内へ逃げ惑うも、体温をゆうに凌ぐ熱と湿気が体にまとわりつき次々と倒れゆくという新時代のジャパニーズホラームービーです。B級の匂いが止まりません。

スポーツドリンクという名の聖水を飲みましょう。

それでもって真冬に上映し、精神のサウナで整おうではありませんか。

 

ところで、稀代の暑がりこと私はここ数日ほとんどSNSを開いていません。

連日の猛暑に堪えかね若干獰猛になっているため、ろくでもないことを書き込みそうだからです。

どれくらいろくでもなくなっているか、風情ある短歌を用いて御覧に入れたいと思います。

 

夏はきぬ 相模の海の 南風に わが瞳燃ゆ わがこころ燃ゆ[作:吉井勇]

 

さぁ夏来ましたで~!相模の海の南風に吹かれて僕の瞳も心も燃えるやで~!!

的な詩です。訳し方が少々乱暴になってしまい申し訳ありません。

情景の浮かぶ、とても美しい作品と思います。平常時であれば。

ではこの詩に、勝手ながら返歌を作らせていただきます。

 

生命の危機ぞ 今夏の熱風に わが汗はお湯 飲み水もお湯[作:ウィ・ダーウィン・ゼ・リー]

 

ほら見たことか。ろくでもないことしか浮かびません。

吉井勇さんもさすがにこの暑さを喰らったら瞳やこころを燃やしている場合じゃなくなるのでは?とかそういう屁理屈をこね回したくなります。

 

夏の獰猛短歌集でも作ろうかな。

それでは、本日も生き残りましょう。補給を忘れずに。